sukinakoto note

好きなことノート~アメリカ生活編~

アメリカでご飯を炊く

アメリカに来た頃、ご飯を炊くのに四苦八苦していました。

 まず、炊飯器がないのです。

 日本からアメリカに引越荷物を送る手続きをしてはいたのですが、航空便と船便とに分かれていて、航空便でも2週間程かかるのです。船便は、1か月半~2ヶ月かかります。

ご飯が大好きな夫と私。もちろん炊飯器は、航空便に入れていたのですがまだ届きません。

 

私と子供が来るまでは、夫は自炊をしていました。アメリカで買ったお鍋で炊いていたらしいのですが、何度やっても硬くてあまり美味しく炊けなかったようです。

いざ、私もお鍋でご飯を炊いてみました。ご飯専用のお鍋ではないので炊くのが難しかったのですが、それなりにはできました。夫も、自分が炊くより上手いよ!と褒めてくれたのですが、まだまだ満足のいくものではありませんでした。

 

【ご飯を炊くのに必要なもの】

〇お米

〇水

〇炊飯器orお鍋とコンロ

 

この三つだけ。

日本では普通に美味しく炊けるのに、アメリカでは一苦労。。。

そうこうしているうちに、待ちに待った炊飯器が到着しました!!

これで、美味しいご飯が食べられるー!!!

 

…と思ったのですが、まだまだ先のお話でした。

 

 

まず私たちがしたことは、お米探し。

日系スーパーで、日本産を探すも日本産は無し。

たいていカリフォルニア産です。

平均価格は、約7kgで$15~$30と幅広い。

どれがいいのかわからず、日本でも有名な銘柄の

こしひかり

ひとめぼれ

など買ってみました。

 

日本と同じように、米を洗い、炊飯器で炊く。

それでも、何か違うなぁ~と紋々とする日々。

夫は、会社の現地の方に聞いてみました。

まず現地の方は、ご飯に、ふっくら、もちもち、つや、などを求めていなくて、いわゆるタイ米のような長い粒でパサパサ感のあるものを好むらしいのです。なぜなら、ご飯だけを食べる習慣はあまりなく、カレーに添えたり、チャーハンのような味付きご飯が好きだからです。日本人好みのお餅のような粘り気のあるものはあまり好きではありません。

 

同じ日本人の方にも聞いてみました。

”水”だよ、との回答。

硬水だから上手く炊けないんじゃないかな。

なるほど!水か!と思った私は、すぐに調べてみました。

 

アメリカの水は、硬水。

州によっても違うようなのですが、私たちが住むテキサス州も硬水。

硬い水、、、確かにお米が柔らかく炊ける気がしません。。。

日本は軟水なので、日本で育った私たちにとっては硬水の水はあまり美味しく感じません。

 硬水 hard water

軟水 soft water

スーパーへ水を探しに行くも、ラベルを見ても書いていないのでわからずでした。

そもそも、現地の方は硬水か軟水かなんてこだわらないのかもしれない。

調べていくうちに、日本でもお馴染みの

"CRYSTAL GEYSER"が軟水であることがわかり、再びスーパーへ探しに行く。

無事に購入しその水でご飯を炊いてみたら、ご飯の感じが今までとは違う気がしました。日本で食べていたご飯に近づいてきました。

 

ここは、アメリカ。

日本と同じものを求めることはできないとはわかってはいるけれど、日々の食事だけでも美味しいものをと思っています。

まず最初に主食のご飯。

炊飯器と水が揃ったので、次は私たち好みのお米探しが始まりました。